オーストラリア旅行記28-メルボルン(9)

その日、いつもの様に動物園の病院に行くと、飼育係がカンガルーを運んできました。その横には、赤ちゃんカンガルーがいました。お母さんカンガルーが後足を骨折していました。その上、下顎が赤く腫れていました。緊急手術をする事になり、気管チューブ係の出番でした。骨折は手術で治りましたが、下顎は、化膿していました。カンガルー特有の病気で、その名前も「カンガルー病」という病気でした。原因は放線菌やブドウ球菌などの...

オーストラリア旅行記29-メルボルン(10)

お母さんカンガルーは子育ては無理なので、赤ちゃんカンガルーは、人工保育となりました。カンガルーの赤ちゃんは袋の中に入っていないと、落ちつかなくなりストレスを受けうまく育たないので、布で出来た袋の中に赤ちゃんカンガルーが入れられました。その袋を渡され、首にかけて子守をする事になりました。その後は、子守をしながらの実習となりました。ちなみに昔は、人工保育のサルの赤ちゃんの育て方が分からず、何故か落着か...

色々な動物の哺乳

動物園勤務時代には、ジャッカル、カモシカ、ゾウ、キリンなど色々な動物を保育しました。犬猫の保育をした事がある人なら分かると思いますが、肉食獣は赤ちゃんの時は自力で排尿便が出来ないので、お母さんが排泄する部分を舐めて、刺激して排尿便します。ジャッカルの赤ちゃんも同じで、脱脂綿などを使って、お母さんが舐める様に、刺激して尿便を出していました。その後、成長して自力で排便、排尿が出来るようになっても人の顔...

オーストラリア旅行記30-メルボルン(11)

メルボルン動物園では、1週間実習しました。その間Janeさんより、色々教えてもらいました。新しい獣医学の考えのPOMRも教えてもらいました。POMRとは、問題点をみつけ、それが、何故起こるかを理解し、その問題点を調べていく方法です。簡単には言えないのですが、病気を決めつけて診断するのではなく、すべての可能性の中から絞り込んで行くという事です。ただ、その考え方は、今までの考え方とは違っていたので、身...

人生色々と(1)ー学生(1)

今年の2月の秋田は、雪の中ですが、沖縄に住んでいた時は、2月と言えば、花見のシーズンで、よく名護に桜の花を見に行っていました。そして、桜といえば、色々な受験を思い出します。現在は、秋田に住んでいますが、高校卒業までは大阪に住んでいました。現在、朝起きは平気ですが、中学校の時は「オールナイトニッポン」、「MBSヤングタウン」、「鶴瓶・新野のぬかるみの世界」、浜村淳の「サタディ・バチョン」などのラジオ...

人生色々と(2)ー学生(2)

将来の夢として、3つありました。まずは、アメリカのTV番組の「奥様は魔女」が好きで、よく見ていたのですが、広告代理店勤務の主人公の夫が色々なアイデアを出すのが、面白いと思い、広告代理店の博報堂で勤務かコピーライターになりたい。次に、映画が好きでよく見るのですが、現在、映画と言えば、アメリカ映画。でも、映画と言えば日本の映画となるように、良い映画を制作したい。次に特にジョイ・アダムソンの「野生のエル...

人生色々と(3)ー学生(3)

そして、本屋に行き、なんとなく色々な大学の入試問題集の赤本を適当に選んで、眺めていました。分かりやすく、好きで何度も読み返した英語と数学と理科の参考書が数冊ありました。各教科の出版社は違いましたが、その参考書で勉強した内容の問題が、全教科とも過去3年間出ている問題集がありました。その問題集の大学名を見ると、北里大学獣医学部と書かれてありました。それを見た時に、この問題を作製している人たちと感性が同...

人生色々と(4)ー学生(4)

青年海外協力隊で、外国で仕事をしようと思いました。そして、友人Iと受験を申込みました。当然、友人Iは獣医部門の受験を申込みましたが、自分は、魚が好きだったし、南国の海での生活に憧れがあったので、南国での魚の養殖関係部門の受験を申込みました。試験当日、自分が運転する車で、友人Iと青森市の試験会場に行きました。車の中で友人Iに問題を出してもらいながら行きました。友人Iは車の中で参考書の文字を見ていたの...

人生色々と(5)ー学生(5)

問題を見ていくと、獣医部門は何とか書けそうでした。困ったと思い試験官に試験分野の変更は可能かを聞いたら、可能と言われました。で、魚の養殖部門から獣医部門に急きょ変更して、受験しました。で、友人Iと自分は合格しました。勤務地はザンビアの大学で、獣医学部を支援をするというものでした。そして、東京で面接があり、語学訓練などがあると聞きました。自分はアレルギー性鼻炎だから、耳鼻科に通院できるか聞いたところ...

人生色々と(6)ー学生(6)

次は、自分と同じくアクアライフ創刊号からの愛読者の友人Sと水族館の就職試験を受けることにしました。試験会場は大学とは離れた地域だったので、宿泊が必要だったのですが、うまい具合に友人Sの親戚が住んでいる地域でした。ホテルに宿泊するのも費用がかかるので、友人Sと一緒に友人Sの親戚の家に宿泊させてもらう事になりました。親戚の人は、芸能人との会合があるとのことで、その日は忙しく、家にいないとのことでした。...

人生色々と(7)ー学生(7)

そして、試験官が「今から1人ずつプールを1周して、潜ってプールの底にタッチしてもらいます。」と指差したプールにはシャチが泳いでいました。突然、シャチと泳ぐことになったので、、友人Sと顔を見合わせてびっくりしていました。そして、着替えて泳ぐことになりました。海水パンツは大きめだったので、紐をきつめに縛りました。まずは、自分から泳ぐことになりました。プールに近づきシャチを刺激しないように、そっとプール...

人生色々と(8)ー学生(8)

なんと、そこには友人Sがいました。友人Sは数日前に車の事故で、入院したとのことでした。まだ国家試験に合格していないので、水族館獣医にはなっていませんでいたが、「水族館獣医が、2人とも入院とは、すごい確立だ。」と友人Sと笑いました。ちなみに、動物園獣医は、昔も今も沢山いますが、水族館獣医は、現在も多くはありません。ましてや、当時の日本には、水族館獣医は10人もいませんでした。そして、2人ともしばらく...

人生色々と(9)ー学生(9)

勉強時間が少ないので、全範囲を勉強するのは困難なので、試験問題を考える試験官になったつもりで、2人で知恵を出し合って、ポイントを絞って勉強しました。でも、2人とも国家試験の少し前まで入院していたので、本当のところはあきらめが入っていました。ところが、ポイントが見事に当り、なんとか2人とも合格しました。その後、友人Sはショーのある水族館に勤務したのですが、体を壊してしまいました。その為、ショーの無い...

人生色々と(10)ー水族館(1)

国家試験の合格を、松島水族館に連絡したところ、「緊急にしてもらいたいことがあります。住む所も探しておいたので、すぐに来て下さい。」と言われました。荷物もあまり無かったので、連絡したその日に引越し手続きをしました。そして、数日後には、松島水族館で勤務していましました。そのため、卒業式には参加できませんでした。ちなみに、卒業式と言えば、高校の卒業式は朝寝坊して、参加できませんでした。水族館での緊急業務...

人生色々と(11)ー水族館(2)

その水族館獣医は、「何故電話だけで、貴重な情報を教えなければいけないのか?正式な文書での依頼しか受けない。依頼文書が来た時点で、回答できるかを判断して、文書で回答する。」と言われました。全くその通りでしたが、「瀕死のイルカがいるので、緊急で知りたい情報なのですが…」と言っても、「まずは、依頼文書で…」との一点張りでした。でも、文書では間に合わないと思い、以前アメリカのシーワールド サンディエゴに、勤...

人生色々と(12)ー動物園(1)

水族館・動物園勤務の10年近く経験した野生動物獣医学は、日本初、世界でも稀というような発見もあり、面白く興味深い経験をして来ました。松島水族館では、初めて獣医だったので、手さぐりで一人で獣医業をしていました。動物園では、上司にK獣医がいて、2人体制でした。でも、K獣医は、管理職になっていたので、飼育係全体の管理と獣医業務が担当だったので、獣医業専門の現場は1人で、獣医は計2人でした。ちなみに、現在の...

人生色々と(14)ー動物園(3)

3月に何の前触れもない保健所への人事異動の文書が来ました。後で分かったのですが、新人獣医だと、複雑な役所の事務仕事があるので、保健所のプロジェクトをさせるには、荷が重いとの理由でした。でも、自分は、事務仕事はものすごく苦手分野でしたが…。その時は、数ヵ月後に秋田市で開催される予定だった関東・東北の動物園・水族館の研究発表会の準備をしている最中でした。その為、朝から夜遅くまで、ものすごく忙しかったの...

人生色々と(15)ー動物園(4)

その時は、「ゾウの薬物動態」の研究発表をする準備をしていました。それは、ゾウに薬物を投与する時に、動物園により、体重当りで計算する所もあれば、体表面積で計算する所もあり、一定ではありませんでした。その為、体重を指標として投与量を決定する方が良いのか、体表面積を指標とする外挿で投与量を決定する方が良いのかを、体に害のない色々な薬物を投与した時の血中濃度と代謝を検査して、比べてみようと考えました。そし...

人生色々と(16)ー保健所(1)

保健所に異動して、しばらくは、自分が日本で初めて見つけた病気やペンギンの採血は少し練習が必要なので、その方法とコツについてなど…色々な質問が、何回か全国の動物園・水族館から、保健所に電話が来ました。でも、資料は全て動物園に置いてきたし、保健所以外の事を考える余裕も無い位、ものすごく忙しかったので、動物園に電話して下さいと話をしました。その後は、保健所業務に没頭しました。新しく出来た秋田市の保健所の...

人生色々と(17)ー保健所(2)

しばらく増員しなかったので、獣医師の数は官僚が決めたのに、労働基準法など無視した残業に次ぐ残業で、夜中の0時を越えた事も沢山あったので、フラフラになりながら仕事をしていました。本当に保健所の獣医師の人数を計算したのか?業務内容を知っているのか?地方には仕事が少ないと思っているのか?ただ単に数合わせしたのではないのか?計算が出来るのか?計算間違いしていないか?他の事で忙しくて、適当に計算したのでは…...

人生色々と(18)ー保健所(3)

色々な原因が考えられましたが、もし、本気で本当に計算したのなら、その人達はその能力が無いので、そのままにしておくと、今後も他人に迷惑がかかるので、別の業務をするべきだと、ものすごく強く思いました。国内の事だけでこんなに馬鹿な結果になるので、他の部署も国が同じ基準で採用しているとしたら…、怖いし危ない。この基準で外交関係人事も、決定されていたとしたら、外国は弱い所を見つけてきて、外圧をかけてくるので...

人生色々と(19)ー保健所(3)

現在は時間が無くて出来ませんが、秋田市のダイビングショップで、ダイバーの許可証を取得していたので、時々気分転換の為、秋田の男鹿でダイビングをしていました。男鹿の海も、日本海特有の風景があり、イシダイやタイなどがいて、また中性浮力も気分が良く、ダイビングは楽しかったです。沖縄に住んでいる時も、勿論ダイビングはしていました。でも、保健所の業務をするようになると、あまりに残業が多くて、ダイビングをする気...

人生色々と(20)ー保健所(4)

頭の固い官僚との戦いは、ものすごく苦労しましたが、なんとか保健所の獣医師の定員数を増やしました。この一連の業務は、ものすごく困難で、新人獣医師がその業務をしていたら、石頭官僚の言われるまま、今も獣医師1人で、保健所業務をしていたかもしれません。保健所の残業で、ものすごく疲れたので、すぐに辞めようと思いました。でも、獣医師が1人なので、自分が辞めたら0人になり、大混乱になると考えられたので、保健所獣...

人生色々と(21)ー保健所(5)

保健所業務は、法律に則って仕事をするのですが、その解釈が個人の考え方により異なる事があります。大きな事項なら業務内容に変化は無いのですが、微妙な事項では、ほんの少しですが、業務が変わってくるので、その考え方は大切です。昔から行っている業務ならベテラン職員に聞くのですが、当然、全員新人でした。県から、法律解釈などは、県の事例を参考にするようにと、指示があったので、分からない事がある時は、秋田県庁に聞...

人生色々と(22)ー保健所(6)

各自治体により法律解釈が異なる事があるし、市と県は別の組織なので、県の意見は参考にするが、100%同じにする必要はないと考えました。日常の保健所業務をしながらなので、一々、県に聞いている時間的余裕も無かったので、基本的な所は県を見習いましたが、微妙な所は自分達で、その場その場で決めていきました。上司Aは、元は市民病院の薬剤師でした。優秀で理解があり、前例に縛られる事がなく、理由のない古い習慣に惑わ...

人生色々と(23)ー動物園(5)

元々、理由が無く、納得がいかない古くからの慣習や前例に、とらわれたくないという考えでした。動物園勤務時代の園長は、自分とは全く反対の考え方をしていて、古くからの慣習がとっても大好きで、前例が無い事はものすごく嫌いな人でした。だから、よく自分と園長は意見を戦わしていました。ある時、自分が冬の観察会を、企画担当することになりました。自分が担当する前まで、動物園の観察会は、短大以上の学歴のある人だけが、...

人生色々と(24)ー動物園(6)

園長は、「前例がないので、今まで通り短大以上の学歴のある人が、しっかりとした説明をするべきだ。」と言って、高卒の飼育係が説明するのに反対しました。飼育係も、大勢の前で話した事がなかったので、どのように話したらいいか分からないし、変な話をして笑われると、しょしい(=秋田弁で恥ずかしいの意味)ので、今までどおり、学歴のある人が話すべきだ、という人もいました。でも、「市民はどんなことでも飼育係の生の声を...

人生色々と(25)ー動物園(7)

園長は学歴を重視し、納得しませんでした。どうしても、飼育係の話を聞いてもらいたかったので、園長の反対を押切ってやる事にしました。飼育係はどのような話をしようかと、標本を使ったり絵を書いたりして、色々工夫しながら準備してくれました。開催日が近づくにつれ、園長は、益々ムカムカして、機嫌が悪くなりました。でも、園長の気分とは反対に、来た人がわくわくするような物にしたいと考え、「冬のわくわく観察会」と名付...

人生色々と(26)ー動物園(8)

突然、話は飛びますが、園長に感謝している事もあります。動物園に就職する前に、オーストラリア、ニュージーランド、ボルネオ島には野生の動物を、見に行った事はありますが、ある時、肝心の野生の王国 アフリカに、行った事が無い事に気が付きました。愛読書のアクアライフなどで、熱帯魚が生息する現地に行き、植生や気温、水のPHを調査し、飼育に生かすという記事をよく読みますが、それと同じく、アフリカの動物のゾウ、キ...

人生色々と(27)ー動物園(9)

園長は、「今まで有料で行ってきたし、動物園はお金をもらって、運営していく所なので、前例が無いような事や、無料で色々な事を行うのはダメだ!標本が壊れるような事もダメだ!標本も動物園の財産だ。」と言いました。そこで、「無料の方が観察会に参加しやすいし、色々な人が読みやすいように無料雑誌を配布することにより、動物園への理解が深まるし、標本は壊れるかもしれないが、飾るだけより有効利用できる。そうしているう...

人生色々と(28)ー動物園(10)

再びそれを押切って、展示物を有効利用する事にしました。動物の頭骨を自由に触れて、雨に当っても標本が劣化しないようなケースを、業者に頼んで作製し、食性により歯の形が違う事を、触ってもらって感じてもらったり、動物舎前に手作りの解説書をつけたりしました。そして、トナカイは、オスもメスも頭に角をつけています。特にオスの角は、左右あわせて3-5kgもあり、毎年生え変わります。その角の重さを体験してもらう為に...

人生色々と(29)ー動物園(11)

現在は、自分が作った動物の頭骨などは、資料館のガラスケースに入れられて、自由には触れなくなってしまいました。多分、骨格標本が劣化した為と思いますが、自分が作製した骨格標本が、大切に保管されているので悪い気はしません。その上、動物園を辞めているので、新しく自分が作ることが出来ないので、それはそれで、良いと思いました。苦労して作製したネズミやトラ、豚、鳥など色々な動物の骨格標本があるので、動物園の資料...

人生色々と(30)ー保健所(7)

保健所勤務をして、しばらくたった頃、市上層部から「どこか良い所の施設を、視察をしては?申請すれば出張させる。」と話がありました。「何処でも良いですか?」と聞くと、良いとの事でした。以前、動物園の園長や係長が視察で、何故か中国、モンゴル等の外国に、数回出張した事があったので、海外でも大丈夫だと思い、市民の貴重な税金を使って行くので、ただ単に行くだけではなく、将来の秋田市に役に立つように動物愛護の先進...

人生色々と(31)ー保健所(8)

ドイツにある動物保護施設「ティアハイム」は、ヨーロッパでも最大の規模で、16ヘクタールもあり、年間12000頭もの動物が、保護されているそうです。建設費は約42億円で、寄付金と一般会員からの会費で、運営されているそうです。1日に約155万円の経費がかかり、120人もの職員が勤務し、動物医療設備も整っているそうです。捨てられたり虐待の疑いのある動物は、犬はもちろん、ハムスター等も保護され、施設の動物...

人生色々と(32)ー保健所(9)

ちなみに、ドイツの動物愛護法は、ナチスのヒトラーが、愛犬家だったせいもあるかもしれませんが、ナチスが制定したそうです。でも、目的は動物愛護ではなく、ユダヤ人を虐待するために作ったそうです。ユダヤ教の儀式を行う時、動物の屠殺は欠かすことが出来ないそうです。そして、その屠殺の時、麻酔は使ってはいけないという、宗教上の決まりがあります。ナチスはこれを否定し、ユダヤ人を逮捕するために、「屠殺するときは麻酔...

人生色々と(33)ー保健所(10)

結局、保健所の視察では、外国に行った前例がないということで、許可されませんでした。「前例にとらわれているとダメだ。秋田市に必要な事にお金をかけるべきだ。動物愛護の先端国の外国に行かせる位の度量がないと、良い仕事は出来ない。」とさらに粘っていると、「外国はダメだが、国内なら何処でも良い。」と言ったので、「それなら、前から行きたかった与論、奄美、あるいは沖縄か小笠原諸島なら行きたいです。それ以外の所は...

人生色々と(34)ー保健所(11)

施設を造るとなると、税金も沢山使う事になったので、自分がドイツに行けなかったのは、市役所的には正解だった気はします。現在、税金を支払う時に思うことは、公費の無駄使いをせず、市民の為になる事を優先順位に考えて、働いて欲しいです。ただ、公務員時代は、より良い仕事をする事だけを考えていたので、あまり、お金の事は考えていなかったかも、知れません。…反省しています。しばらく保健所の仕事をして、色々な経験も出...

人生色々と(35)ー保健所(12)

じっと座っていると、いつの間にか、寝ている事に気が付きました。動物園勤務時代は、ほとんど立って仕事をしたり、園内を歩いて巡回していたので、資料を読む時とまとめる時以外は、座って長時間仕事というのが、ほとんどありませんでした。だから、事務仕事をする為に椅子に座ると、自然と眠たくなりました。特に昼御飯後は、指で眼を開けて抵抗しても、いつの間にか睡魔が襲ってきました。眠気覚ましに、元気な歌を歌っても、不...

人生色々と(36)ー保健所(13)

年配の御夫人が、「近所で猫を放飼いにする人がいる。自分の庭に勝手に入ってきて、自分の車の上で寝ていた事もある。だいたい、猫は見るのも嫌いだし、放飼いにしている家は分かるので、取締りをして欲しい。」と言われました。「狂犬病予防法に基づいて、犬の放飼いは取締まれますが、猫の放飼いについては、そのような法律はないので、放飼いすると困る人がいるので、やめてくださいと言う事くらいなら出来ますが…。あるいは、...