オーストラリア旅行記 11ーウルル(2)

 ツアー会社を出て、アリススプリング市内を観光することにした。
まずは、お腹がすいたので、スーパーに入った。
すると、「Mrトヨタ~」と甲高い声が聞こえてきた。
あの、ピンク男だった。
「カメラを持って、メガネをかけていますが、
Mrトヨタではありません。名前で呼んでください。」と
改めて自己紹介した。

「Mrトヨタ~。どうでもいいじゃない。
あなたの名前は言いにくいの。
だから、Mrトヨタなの。
今、私忙しいので貴方のあいてが出来ないの。じゃぁね。」
と言って何処かに行った。

向こうから声をかけてきたのに…。
気分を変えるため、
一度ホテルへ戻り、洗濯をして、再び市内観光に出かけた。

今度はフライングドクターの基地を見に行った。

アリススプリングの町は小さい。
派手な青い原色の服に着替えたあのピンク男がいた。

見つかりたくないが、とりあえず「ハーイ」とだけ声をかけた。
ピンク男は一瞬こっちを見たが、
着替えに忙しかったのか?
そのまま何処かへ行った。

次に小さな博物館に行った。
さすがに、そこにはピンク男はいなかった。

特別展示で、「アボリジニ」というのをやっていた。
オーストラリアの博物館は安かったり、無料だったり、
無料の植物園も沢山あったし、展示も充実していて
教育に力を入れている国だと思った。

「昔オーストラリア政府が、アボリジニが裸でいるのは
良くないということで、服を配った。
服というのを知らなかったので、
政府は服の着かたを教えた。

しかし、脱ぎ方は教えていなかった。
服は着替えるものとも教えていなかった。

雨が降って服が濡れても服が脱げなかった。

服が濡れて寒くても服を脱げないし、
裸はダメと政府に言われていた。

結果、沢山の人が肺炎などで死んだ。」と書いてあった。

沖縄のマングースの話を思い出した。

昔、沖縄で、ハブに困っていた。
政府は、東大の生物学の権威の大先生に対策を頼んだ。
実験によりマングースがハブをかみ殺すというデーターを得た。
そして、沖縄にマングースが導入された。

マングースは別にハブが好物ではないので、
結果、簡単に得られるアヒル、鶏、
そしてヤンバルクイナまで。

マングースは今や、害獣となった。

沖縄に住んでいた時、
那覇市内でも
普通にマングースを見た。
マングースを退治する話も出ている。

マングースがハブを退治したのは、
ハブを食べる為ではなく、
戦わなければやられるので、
しかたなく戦っただけ…

当然、危険は避ける。

大先生でも、この事に気付かなかった。
どんなに、偉い人でも完全ではない。

博物館の展示には、
現在もアボリジニの生活や就職に関しては、
厳しいと書いてあった。

その後、スーパーに行って注意してみると、
アボリジニの人がスーパー内にいないことに気付いた。
スーパーを観察していると、
アボリジニの人が、スーパーに入らず、
入口で白人にお金を渡して、物を買っているのを何回か目撃した。
多分中間マージンは高いだろうと思った。

ダーウィン、アリススプリング周辺には、
多くのアボリジニの人を見たが、
シドニーやメルボルンなどの都会では見なかった。

ホテルに戻り、偉い人でも落ち度があるのだから、
そのような事を無いようにしなければいけない等
砂漠の熱気のくる部屋で考えた。

そこで、下調べなどの準備不足が続いたので、
なるべく無いようにしたいと考え、
動物園研修の準備をしょうと思った。

メルボルン動物園は日本の動物園関係者が、
多数研修していた事を聞いていたので、
辞書を引きながら、メルボルン動物園に
研修依頼の手紙を書いて送った。
つづりや文法などが、
大雑把な感じはしたが、
準備したという満足感を得て安堵した。(続く)
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